不動産一括査定とは?デメリットや賢い活用術、おすすめサイトまで徹底解説

自分の不動産を売却する際に、1社ずつコンタクトして査定を依頼するのは大変です。

とはいえ、愛着のある不動産は高く買ってもらいたいものです。

そんな時に役立つのがインターネットを利用した「不動産一括査定」です。

こちらのサービスに興味のある方々も多いことでしょう。

今回は不動産一括査定の特徴や注意点を解説し、おすすめ不動産一括査定サイトを紹介します。

この記事をザックリまとめると
  • 不動産一括査定とはどう言ったサービスなのか。
  • 不動産一括査定を使うメリット・デメリットと選び方。
  • おすすめの不動産一括査定サイト6選の紹介
  • 不動産一括査定の流れと注意点の解説
  • よくある質問の紹介

不動産一括査定とは

私には売却したい物件があります。

ただし、住み慣れた家屋・土地である以上、高く売りたいです。

まずは査定をしてみたいのですが。

こちらでは、不動産一括査定というサービスについて解説します。

不動産の一括査定には2種類ある

不動産の一括査定とはインターネットを利用し、日本全国の不動産仲介業者へまさしく「一括」して査定依頼を行うサービスです。

不動産の一括査定には次の2種類があります。

〇机上査定(簡易査定)

机上査定の場合、業者が実際に物件を訪問するわけではなく、物件の概要データ・あなたの所有する物件と似た物件の売出事例、不動産市場の状況等を加味し、だいたいの売却可能額を算出する査定方法です。

参考程度に査定価格を知りたい人向きです。

〇訪問査定(詳細査定)

業者が実際に現地へ向かって物件の状態をチェックし査定価格を算出する方法です。

物件の日当たり・間取り、シロアリ被害等が発生していないか等を確認、売却希望の方々へヒアリングも行われます。

正確な査定価格を算出してもらいたい人に最適です。

不動産一括査定サイトの仕組みとは

不動産一括査定サイトを利用し、不動産売却希望者から査定依頼を獲得すれば、提携不動産業者へ売却希望者の情報が送られます。

不動産一括査定サイトごとで提携業者へ査定依頼できる数に差はありますが、3社~10社へ依頼できるサイトが多いです。

この複数の提携業者からの見積り額が、まとめて売却希望者に提供されます。

売却希望者は、その金額を比較検討しつつ、より自分たちに有利な業者を選べるわけです。

不動産一括査定のメリット3つ

不動産一括査定、なかなか効率的なサービスで興味がわいてきました。

不動産一括査定を利用するメリットについて詳しく知りたいです。

こちらでは、不動産一括査定のメリットを3つ取り上げ解説します。

不動産一括査定3つのメリット
  • オンラインで完全無料で利用できる
  • 一度に複数の見積もりが手に入る
  • 信頼できる不動産会社が見つかる

不動産一括査定のメリット①オンラインで完全無料で利用できる

不動産一括査定はインターネットを利用し完全無料でサービスが受けられます。

まずは余分な費用をかけず、現時点でご自身の売却したい物件がどれ位の金額なのか、参考にチェックしたいとき便利です。

気軽に査定が可能なので、相場の目安を都合の良い時に申込できます。

いきなり業者に訪問査定をしてもらって、予想金額とのあまりのギャップに唖然とする事態も避けることができるはずです。

不動産一括査定のメリット②一度に複数の見積もりが手に入る

同じ物件でも、その査定価格は不動産仲介業者ごとに異なる場合もあります。

そのため、1社のみならず複数の不動産仲介業者へ査定を依頼する方が参考になります。

不動産一括査定を利用すれば、いろんな業者へ見積りしてもらい、物件情報・個人情報について何度も入力する手間が省けて便利です。

複数の業者の査定金額の平均がわかれば、ある程度どんな相場なのかを把握できます。

不動産一括査定のメリット③信頼できる不動産会社が見つかる

不動産一括査定運営会社は、しっかりとした不動産仲介業者と提携し、その信頼性を確保しています。

査定価格を偽るような悪徳業者に当たるリスクは低くなるでしょう。

不動産一括査定運営会社側で事前に「信頼できる業者なのか?」をチェックしているので、業者に売却の相談をする際も安心です。

不動産一括査定を参考に複数の業者へあたる内、売却希望者へきちんと対応できる、優秀な不動産業者・営業マンを見つけることができるはずです。

不動産一括査定のデメリット3つと対策

不動産一括査定、信頼のおける不動産仲介業者が提携しているので安心して利用できます。

そこで、不動産一括査定を利用する際、気を付けるべき点について詳しく知りたいです。

こちらでは、不動産一括査定のデメリットを3つ取り上げ解説します。

不動産一括査定3つのデメリット
  • いくつもの不動産会社から営業がある
  • 不提携企業には査定依頼できない
  • 査定額が常に適切とは限らない

不動産一括査定のデメリット①いくつもの不動産会社から営業がある

不動産仲介業者の目的は、皆さんが売りたい物件の売買を成功させ手数料収入を得ることです。

これは、どこの不動産仲介業者も同じです。

不動産仲介業者が皆さんの売りたい物件を売買するためには、まず売却希望者と媒介契約を締結しなくてはいけません。

業者にとっては、売りたい物件を無料で査定するということは、あくまで媒介契約のための営業活動です。

そのため、不動産一括査定を利用したら営業の電話等はかかってきます

ただし断っても、何度もしつこく電話がかかってくるようなことはまずありません。

電話対応をしたくないなら、一括査定を依頼する場合、備考欄に「連絡はメール希望」と入力しておきましょう

不動産一括査定のデメリット②不提携企業には査定依頼できない

不動産一括査定は複数の業者の見積もりを比較検討できますが、そのサービスに提携している業者のみが対象となります。

つまり、どんなに評判が良い不動産仲介業者でも、提携していなければ利用できません。

不動産一括査定では、日本全国の不動産仲介業者全てを対象としているわけではなく、比較検討にも限界があることを把握しておきましょう。

不動産一括査定のデメリット③査定額が常に適切とは限らない

複数の不動産業者の査定額を一度に受け取れるのは魅力ですが、不動産の査定額の幅に差があると、実際に売却したい物件がどの程度で売れるのか、なかなか把握することは困難です。

市場での適正価格が4,000万円であるのに、業者の提示した3,000万円の査定額を参考に売却すれば、1,000万円も損することになります。

一方、適正価格が2,000万円なのに3,000万円の査定が出ても、市場価格とかけ離れていて、なかなか売れない事態にもなります。

そんな時は、不動産情報サイト(大手不動産情報サイト・レインズ等)で、売却したい物件と同条件の物件が、どれくらいの価格で売りに出されているか確認しておくことで適正価格を把握しやすくなります

不動産一括査定サイトの失敗しない選び方

不動産一括査定、算出された金額をあまり鵜呑みにし過ぎるのも、良くないというわけですか。

それでは、不動産一括査定を利用する際に、サイト選びで失敗しない方法を教えて下さい。

こちらでは、選び方のポイントを4つあげて解説します。

不動産一括査定サイトで失敗しない4つのポイント
  • 多くの不動産業者と提携している
  • 提携業者の審査基準が厳しい
  • 自分の売りに出したい不動産を扱っている
  • 机上査定と訪問査定の両方に対応している

不動産一括査定の選び方①多くの不動産業者と提携している

不動産一括査定を利用すれば複数の業者の見積もりを受け取ることができます。

この便利な機能を活かすなら、なるべく多くの業者に査定を依頼し、それぞれの見積もり額を比較するのが良いでしょう。

だいたい6社以上、出来れば10社の一括見積りが可能なサイトを選ぶべきです。

その際、大手仲介業者と中小の仲介業者を半々ずつ取り入れるのも良い方法です。

また、売却する一戸建て・マンション等の特定の物件に強い会社を選ぶのもおすすめです。

不動産一括査定の選び方②提携業者の審査基準が厳しい

日本全国にはいろいろな業者があり、その質は当然一律ではありません。

業者の中には「悪徳」と呼ばれる輩も残念ながら存在します。

また、若くして成功した業者幹部の中には挫折を知らないため、「利益のためならどんなことをしても良い」と考える、社会の常識からおよそかけ離れた者もいます。

いくら参加業者が多くても、悪徳業者が混じっていては安心して利用できません。

そのため、不動産一括査定の運営会社で、業者の選定基準を厳しく設けているところなら安心して利用できるはずです。

不動産一括査定の選び方③自分の売りに出したい不動産を扱っている

ご自身の売りたい物件を多く取り扱っている業者かも気を付けなくてはなりません。

例えば、マンションを売却したいのに、戸建・土地といった物件が多ければ、あなたの必要とする業者でないことが分かります。

不動産一括査定に参加している会社なら、物件の地域はもちろん物件の種別を選択すると、対応できる不動産業者が容易にチェックできます。

ご自身が希望する物件の種別を多く扱う、不動産一括査定を利用するのがおすすめです。

不動産一括査定の選び方④机上査定と訪問査定の両方に対応している

不動産売却における査定は前述した通り、机上査定(簡易査定)訪問査定(詳細査定)の2種類があります。

とはいえ、便利だからと机上査定(簡易査定)だけを行えば、売却手続きが進むわけではありません。

その後、訪問査定で業者が実際に現地へ赴き、売却したい物件を調査してから正確な見積もりを出すことになります。

まずは、不動産一括査定で机上査定を行った後、業者の候補をいくつかに絞り、売却したい物件の地域で訪問査定のできる業者に依頼した方が効率良く手続きが進むはずです。

不動産一括査定サイトおすすめ6選

不動産一括査定、メリット・デメリットを十分に把握して活用したいです。

それでは、おすすめの不動産一括査定サイトを教えて欲しいです。

こちらでは、「HOME4U」「すまいValue」「SUUMO」「LIFULL HOME’S」「イエウール」「おうちダイレクト」の6社を取り上げ特徴を解説します。

不動産一括査定サイトおすすめ6選
  • HOME4U
  • すまいValue
  • SUUMO
  • LIFULL HOME’S
  • イエウール
  • おうちダイレクト

HOME4U:一括査定の王道!NTTグループ運営で安心

不動産一括査定 HOME4U

出典:HOME4U公式ホームページ

HOME4Uは、データ通信・システム構築事業を行っている国内最大のシステムインテグレーター「NTTデータグループ」が運営しています。

そのため、日本で最高度のセキュリティシステムを採用しており、安心して個人情報の入力ができます。

利用者アンケートでは97.5%という非常に高い満足度を誇り、質の高いサービスを受けられるはずです。

サイト内ではマンション、戸建て、土地の一括査定はもちろん、土地の活用・不動産投資・賃貸経営での管理会社探しにも活用できます。

HOME4Uのデータは次の通りです。

HOME4U データ
対応不動産 マンション・戸建・土地
同時査定依頼数 6社
対象エリア 全国
利用者数 700万人以上
提携会社数 1,500社以上
匿名査定 利用不可

すまいValue:業界トップクラスの大手6社が運営!

不動産一括査定 すまいValue

出典:すまいValue公式ホームページ

すまいValueは、不動産業者大手で売却査定を行いたい方向けの不動産一括査定サイトです。

我が国の不動産業界を代表する小田急不動産、東急リバブル、三菱地所ハウスネット、住友不動産販売、三井不動産リアルティ、野村不動産アーバンネットの大手6社で運営されています。

その大手6社は「すまいValue事務局」が設けて対応しています。

ただし、この6社が関係する業者以外、例えば地域密着型の小さな業者などから、査定を得られないことに注意が必要です。

すまいValueのデータは次の通りです。

すまいValue データ
対応不動産 マンション・戸建・土地
同時査定依頼数 6社
対象エリア 全国
利用者数 40万人以上
提携会社数 890社以上
匿名査定 利用不可

SUUMO:知名度No.1!幅広い不動産会社に依頼可能

不動産一括査定 SUUMO

出典:SUUMO公式ホームページ

SUUMOでは賃貸から分譲・土地の売買等、幅広い不動産情報を掲載していますが売却査定も行っています。

サイトの運営は「株式会社リクルート」が行っています。

SUUMOには、しつこい営業を迫る不動産業者はそもそも登録されていません。

SUUMOブランドの価値を維持する目的で、評判の悪い不動産業者は登録できないよう厳正な審査があるのです。

一方、都市部で売却するなら査定依頼しておきたいのが、取り扱い実績トップ3の「三井のリハウス」「住友不動産販売」「東急リバブル」です。

しかし、SUUMOを使っても、これら3社へは査定依頼できないので注意が必要です。

SUUMOのデータは次の通りです。

SUUMO データ
対応不動産 マンション・戸建・土地
同時査定依頼数 6社
対象エリア 全国
利用者数 不明
提携会社数 2,000社以上
匿名査定 利用不可

LIFULL HOME’S:総掲載物件数1位で信頼できる

不動産一括査定 LIFULL HOMES

出典:LIFULL HOME’S公式ホームページ

LIFULL HOME’Sは、プライバシーに配慮した不動産一括査定サイトです。

サイトの運営は「株式会社LIFULL」が行っています。

ご自身の名前・連絡先を業者に知らせず、だいたいの査定価格を知り、物件が高く売れそうなら業者へ直接相談したいという場合、とても便利なサイトです。

また、売却の相談・査定依頼を希望される方々が安心して問合せできるよう、査定依頼の入力項目に「オンライン・電話など、非対面で相談したい」という選択肢も追加しています。

これなら、業者に直接会わなくても、売却の相談・査定を依頼することができます。

LIFULL HOME’Sのデータは次の通りです。

LIFULL HOME’S データ
対応不動産 マンション・戸建・土地・工場・倉庫・投資用物件
同時査定依頼数 10社
対象エリア 全国
利用者数 612万人以上
提携会社数 2,400社以上
匿名査定 利用可

イエウール:地方の物件も査定可能!

不動産一括査定 イエウール

出典:イエウール公式ホームページ

イエウールは、登録されている業者を地域密着・大手に分けて調べされる不動産一括査定サイトです。

サイトの運営は「株式会社Speee」が行っています。

イエウールは2014年から開始された比較的新しいサービスですが、既に2020年1月時点で利用者が1,000万人を超えた人気の不動産一括査定サイトです。

一度登録された業者であってもクレームが多ければイエウールから排除されます。

そのため悪徳な業者に利用者が騙されるリスクも減らせます。

また、一部の業者なら、その口コミ・評判も確認できます。

口コミ・評判から業者を厳選できるのも魅力です。

その他、都道府県を指定するだけで、登録業者を地域密着か大手かに分けてリサーチすることが可能です。

イエウールのデータは次の通りです。

イエウール データ
対応不動産 マンション・戸建・土地
同時査定依頼数 6社
対象エリア 全国
利用者数 1,000万人以上
提携会社数 1,600社以上
匿名査定 利用不可

おうちダイレクト:都会のマンション査定におすすめ!

不動産一括査定 おうちダイレクト

出典:おうちダイレクト公式ホームページ

おうちダイレクトは、独自のAIを使った匿名の価格シミュレーションできる不動産一括査定サイトです。

サイト運営は「ヤフー株式会社」「SREホールディングス株式会社」が共同で行っています。

おうちダイレクト(Yahoo!)は、セルフ売却というサービスが提供され、通常なら最大で「売買価格×3%+6万円」かかる仲介手数料が0円となります。

手続きはかなり早く、最短で1営業日あれば売却を開始されます。

なるべく売却を急ぎたい方々向けのサービスと言えます。

査定をしてくれる業者は、主にマンション売却を得意とする大手9社です。

ただし、注意点としては対応エリアの狭さがあげられます。

通常の査定の場合は全国対応なのですが、独自のAIを使った匿名の価格シミュレーションを利用できるのは、1都3県(京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)のみです。

それ以外の地方では、この価格シミュレーションが使えません。

おうちダイレクトのデータは次の通りです。

おうちダイレクト データ
対応不動産 マンション・戸建て・土地・投資用物件
同時査定依頼数 9社
対象エリア 全国

ただしAIの価格推定は東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県のみ

利用者数 500万人以上
提携会社数 9社
匿名査定 利用可

不動産一括査定の流れ

おすすめの不動産一括査定サイト6社は、どこも個性的なサービスを提供するところばかりですね。

それでは、不動産一括査定を利用する手順について教えて欲しいです。

こちらでは、不動産一括査定の流れについて説明していきましょう。

ステップ① 入力フォームへ記入する

不動産一括査定の利用には、いろいろな情報を登録する必要があります。

それは、依頼者の「個人情報」と査定したい物件の「物件情報」の2つです。

とはいえ、前述したように匿名で査定を利用できるサイトもあるので、個人情報を開示したくないなら「匿名査定・可」のサイトを利用しましょう。

机上査定の場合は匿名で登録できます。

登録した個人情報は業者が実際に連絡を取る際の連絡先です。

業者とはメール・電話でのやりとりとなるので、連絡可能な情報を登録します。

登録する物件情報には、所在地や築年数・構造・専有面積等、細かな情報が必要です。

まずは、手元に購入時の売買契約書や、物件の登記簿謄本を準備し入力していきましょう

ステップ② 不動産会社を選択する

登録が完了すれば、いよいよ査定依頼してもらいたい業者を選択します。

なるべく多く業者を選択し、物件の査定依頼をしましょう

売却したい物件地域・物件種別によっては、大手ではなく地域密着型の業者が高値の売却に成功するケースもあります。

提携社数の多い不動産一括査定を利用するなら、大手ばかりではなく中小業者も是非、選択肢に加えて比較検討してみましょう。

ステップ③ 不動産会社からの連絡を待つ

個人情報・物件情報を登録し、査定を依頼する業者の選択後、その業者からの連絡を待つことになります。

査定についてはメールまたは電話での連絡となります。

その際、査定価格だけを注目するのではなく、各担当者の対応についても比較しましょう。

依頼者の話をよく聞き、高圧的ではない口調で真摯に対応してくれるかどうかも、信頼関係を築く上でとても重要です。

また、査定した根拠についても確認しておくことが大切です。

依頼した複数の業者の査定価格を比較しつつ、多角的な視点で売却依頼する業者を選定することが失敗しないコツです。

不動産一括査定サイト利用時の注意点

不動産一括査定サイトを利用する流れはわかりました。

スムーズに査定を依頼したいものです。

では、不動産一括査定サイトを利用する際の注意点があれば教えて下さい。

こちらでは、不動産一括査定の注意点を5つ取り上げて解説します。

不動産一括査定5つの注意点
  • 匿名で査定することができない
  • 必ずしも大手がいいとは限らない
  • 物件情報は正確に入力する
  • 断る気なら早めに不動産会社に伝える
  • 高すぎる査定結果を出すサイトは保留する

不動産一括査定の注意点①匿名で査定することができない

不動産一括査定で査定を申し込むと、選出された業者から一斉にコンタクトを受けることとなるでしょう。

「この機を逃すまい!」と各業者は必死です。

特に査定方法が「訪問査定」なら、ライバル業者に後れをとるまいと、訪問日時の確認等を含めた、熱心な営業電話がかかってくるかもしれません。

こうした営業行為は彼らが生き残るために必要なものです。

とはいえ、査定しただけで電話やメール対応に時間を費やすのは骨が折れます。

そのため、不動産一括査定サイトを利用する際、まずは匿名で査定することが可能かどうかチェックしましょう。

匿名で査定できるサービスがあるなら、最初から煩わしい営業電話へ対応する手間も省けます。

不動産一括査定の注意点②必ずしも大手がいいとは限らない

確かに不動産業界大手ならばネームバリューは申し分なく、理想の査定を出してくれて、売却価格もそれに近い形となるかもしれません。

しかし、とりわけ地方の物件を売却したいなら、その地方に密着した業者に査定を依頼するのも良い方法です。

なぜなら、売却したい物件地域・物件種別によっては、規模は小さくても地元の実情を熟知した地域密着型の業者の方が、高値の売却に成功する可能性が高い場合もあるからです。

不動産一括査定の注意点③物件情報は正確に入力する

登録する物件情報には、所在地や築年数・構造・専有面積など細かな情報が必要です。

この情報が正確に入力されないと、不正確な内容が送信されて正しい査定価格が把握できなくなります

入力の際は、保管している購入時の売買契約書、物件の登記簿謄本を用意しましょう。

もし、家中探しても見当たらないなら、物件を扱った不動産業者が売買契約書等を保管しています。

そちらから書類の写しをもらいましょう。

不動産一括査定の注意点④断る気なら早めに不動産会社に伝える

査定を断りたいなら、迅速にその旨を業者へ伝えましょう。

放置すれば、それだけ査定した業者に無駄な労力がかかってしまいます。

依頼者が断らない限り、営業活動が続くのは当然です。

依頼者の中には「お断りの連絡をいれれば、業者から恨まれるかも」と、不安に思う方々も多いことでしょう。

しかし、依頼先の業者はライバル業者と激しい競争を行っており、お客から断られることなど日常茶飯事です。

いちいち断りの連絡が入ったからと言って、「そこをなんとかご再考を!」と、しつこく食い下がりはしないのでご安心を。

不動産一括査定の注意点⑤高すぎる査定結果を出すサイトは保留する

複数の業者に査定を依頼したら、飛びぬけて高い見積金額を出してくる業者がいるかもしれません。

この場合「おお!スゴイ。この業者を選ぼう。」と、軽率に決めてはいけません。

あまりにも高すぎる査定結果を出す業者は、実のところすぐに信用しない方が無難です。

一応、その場合は保留し、ご自身で適正価格を把握しましょう。

前述した不動産情報サイト(大手不動産情報サイト・レインズ等)で同条件の物件が、どれぐらいの価格で売りに出されているか確認できます。

その確認をした上で、高い査定価格を出した根拠について業者へ確認しておくことが大切です。

根拠があやふやだったり、質問したあなたに食って掛かったりするような業者ならば「悪徳業者」です。

そんな提携業者は、速やかに不動産一括査定運営会社へ通報した方が良いでしょう。

不動産一括査定のよくある質問

不動産一括査定サイトを利用する際の注意点、よく理解しました。

ここまで見てきて、不動産一括査定に関して2・3質問があります。

こちらでは、不動産一括査定に関して多い質問内容を取り上げましょう。

不動産一括査定のよくある質問
  • 不動産一括査定サイトが無料なのはなぜ?
  • 個人情報の取り扱いはどうなってるの?
  • 途中でキャンセルすることはできるの?

不動産一括査定サイトが無料なのはなぜ?

不動産一括査定はすべて無料で利用できます。

利用料が無料である理由は、提携業者からの「広告料」で運営されているからです。

そして不動産一括査定は、利用者が入力した情報を提携業者へ送る仲介の役割があるのです。

業者は、一軒でも多く査定をして契約につなげたいと考えているので、この不動産一括査定サイトと提携し、多くの査定依頼を集めることに注力しています。

そのため、利用者に一切費用がかからないのです。

個人情報の取り扱いはどうなってるの?

登録した個人情報は、査定以外の目的には利用されないことが取り決められています

提携業者はそれを遵守しなければいけません。

もし度を越えた営業電話が頻繁にかかってきたり、身に覚えのない業者から電話がかかってきたりした場合、不動産一括査定運営会社に報告することができます。

また前述したように、机上査定(簡易査定)は匿名で可能な不動産一括査定もあります。

個人情報の漏洩が怖いなら、匿名で査定可能なサービスを利用しましょう

途中でキャンセルすることはできるの?

もちろん、途中でキャンセルは可能です。

机上査定(簡易査定)にはどなたも抵抗は無いはずです。

ただし、業者に訪問査定(詳細査定)までしてもらった場合、キャンセルできるのか不安な人は多いことでしょう。

確かに「現地まで来て査定してもらったのに解約は失礼では?」と感じるかもしれません。

とはいえ、訪問査定後でもキャンセルは問題なくできます。

手数料やペナルティが発生することは一切ありません。

稀に悪質な業者がいて、出張料等の名目でを請求される場合も有ります。

こう言った場合は、払う必要はない上に、きっちり不動産一括査定運営会社へ通報しましょう。

なお、査定してもらった業者が気に入り、媒介契約を結んだ後でも、手数料やペナルティの心配をせずにキャンセルができます。

不動産一括査定|まとめ

不動産一括査定は、不動産を売買するため便利なサービスとなっています。

まずは、どう言ったサービスなのかをしっかりと理解した上で、ご自身に合ったサービスを選ぶようにしましょう。

また、現在は「新型コロナウイルス」が日本国内で猛威を振るっています。

各業者はリモートでの対応等、様々な工夫を凝らして感染リスクの軽減に努めています。

ただし、業者に訪問査定をしてもらう場合は、やはり担当者が現地に向かう必要が出てきます。

当然、担当者はマスクの着用をしなければいけませんし、未着用の担当者の訪問査定は万一を考慮し、拒否した方が無難です。

逆に、担当者を迎え入れるご家族もマスク着用は行いましょう。

新型コロナウイルスに感染したからでは、売却どころではなくなります。

双方とも安全を確認した上で、物件売却のための相談・話し合いをすることが大切です。